BOEING B-377 STRATOCRUISER PAN AMERICAN

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皆様こんにちは。遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願いいたします。さて、今回は不人気の旅客機さんです。私としては非常に珍しい米国エアラインとなりますね。キットはミニクラフトのBOEING B-377 STRATOCRUISER 、パンナム仕様となります。20年以上前の絶版キットですが、今回あるご縁で手に入れる事が出来まして、去年の11月初めに製作開始、年跨ぎの製作となりました。
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同じ機体で私が好きなBOACカラーも手に入れたのですが、パンナム塗装が余りにもカッチョエエので、今回はそれで作ることにいたしました。この当時のパンナムスキームは非常にイカしておりますね。良くも悪くも、当時のアメリカなるお国柄を、ある意味具現化してると思います。「世界の翼、パンナム」でございます。
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実機は大昔、羽田にも飛来しており、多くの著名人が搭乗したとの事です。吉田茂首相や淀川長治氏を米国に連れて行ったり、ジョー・ディマジオ&マリリン・モンロー夫妻を日本に連れてきたりしてました。その機体は「持てる国アメリカ」を象徴したような豪華な装備で、日本人恨みの翼、B-29から設計の多くを流用してます。胴体はダルマ式に再設計されてますが、主翼はそのまんまB-29だったりします。心臓部であるエンジンは、空冷星型4列28気筒4300馬力!という怪物みたいなシロモノで、巨大な機体を引っ張ります。ただし、一度エンジンをかけ損なうと、56本のプラグを全部清掃、または交換しなければなかったらしく、整備性に難点が有ったとか・・・・。また、この重いエンジンを主翼に取付けるには、流石のアメリカでも技術的に難しかったらしく、飛行中エンジン脱落、という事故も発生したりしたらしいです。
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前置きが長くなり過ぎましたね。それでは作って行きましょう。キットの出来は、国産優良さんみたいにパチピタとは行きませんが、概ね良好ですかね・・・・。ただし翼の類はあちこち分厚いので閉口させられます。
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筋彫りはダルなモールドなので、一応全て彫り直しました。ホーリー大活躍でございます。
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あれこれ細かく拘らなければ、割と早く形になってくれます。
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キット付属のデカールはこれです。「これ全部貼るのかよ・・・・」と思うと、気が滅入りますが、現用機のコーションデータのデカールを貼ることを考えれば、楽な部類ではありますかね?日頃は日の丸機体に機番のデカール貼ること位しかやらないので、私にとっては難度が高いです。古いデカールですが、黄ばみはほとんど発生しておらず、そのまま使えました。ただし、水に漬けた途端、バラバラ・・・・なんて事態は避けたいので、一応保護剤でコートしておきました。

主翼の取付部とかにパテは必要でしたが、結構簡単に形になってくれました。それでは塗装行程です。全体に白サフを吹き、1000番で水研ぎし、下地を整えたら本塗装です。今回、胴体や翼の「無塗装ジュラルミン」を表現したく、ガイアの超高級塗料、プレミアムミラークロームを使ってみました。
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万力に尾翼挟んで乾燥待ち・・・と非常に雑なことをやっていたら、罰が当たったのか、気付いたら下地処理が甘くて塗装失敗。りムーバで剥がして塗り直し、という羽目になりました。
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気を取り直して、下地をやり直し再塗装。こんな感じとなり、「まぁいっか」といったところです。
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それでは次は、緊張のデカール貼りです。何と言っても予備がないので、それはもう、かなり慎重に行います。
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何とかうまい具合に貼り終えまして、ほっと一息つけました。で、この後、全体にクリアがけをするのですが、大失敗をやってしまいました。クロム部分のある程度の曇りは仕方ない、と思いつつクリアを吹いたのですが、見事なまでに曇りましたねぇ・・・・。嗚呼。不精せず、プラ板で試すべきでした。
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で、また塗り直しです・・・・。今度は普通にクレオスのスーパーファインシルバーでやりました。「無塗装ジュラルミン」の夢は儚く崩れてしまいましたと。
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胴体部のデカールはクリアコートしてたのでマスキング可能です。ただし、主翼の「PAA」の文字や機番の部分はどうにもならず、念の為にコピーしておいたデカールからマスキングを切り出し、塗装処理となりました。
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シルバー部が何とも不本意な結果となりましたが、潔く諦めコンパウンドの番手を上げながら研ぎ出し、ようやく完成となりました。
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結果塗膜が非常に分厚くなってしまい、なんともはやな出来ですが、これにて完了といたしました。今回はいつもに増して、銀に泣かされましたわよと。(´・ω・`)
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この角度で見ると結構迫力がありますね。出来はアレですが・・・・。
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では、今回はこれにて御終いでございます。もう少し暖かくなったら、またお会い致しましょう。次は日の丸作ります。








この記事へのコメント

はつたか
2019年01月20日 20:57
お久しぶりでございます。そして謹賀完成であります。
ストラトクルーザーって、いかにも「あめりか(敢えて平仮名で)」って感じでカッコイイですねえ。パンナムの塗装が良く似合います。パンナムといえば兼高かおるさん。
「兼高かおる世界の旅」毎週楽しみにしてました。
ご冥福をお祈りいたします。
oni
2019年01月21日 10:53
はつたかさん こんにちは。コメントありがとうございます。この機体って、良くも悪くも如何にもアメリカ的で、かの国でないと出来ないヒコーキだと思います。これはやはり、パンナムカラーがズバリ似合ってますよね。「兼高かおる世界の旅」は、私も子供のころ良く見ておりまして、アメリカと言えばパンナムでした。そのパンナムも、兼高さんも今は無く、これも時代の流れなんでしょうねぇ。
swordsman
2019年01月28日 14:06
明けましておめでとうございます。
遅くなりました。この機体を初めて知りましたが、まんまB29ですね。
結果的によくボーイング社の旅客機に乗りますがその始祖はやはりB17やB29なのだと再認識しました。なんだか複雑ではあります。
大寒の季節ですね。ご自愛下さいませ。
次回も楽しみです。
oni
2019年01月28日 18:43
swordsmanさん
こんばんは。コメントありがとうございます。この機体は戦後のボーイング旅客機の始祖みたいなヒコーキでありますが、当時のダグラスとロッキードの壁は厚く、商売的にはあまり上手くいかなかった様ですね。合計60機位の生産数で、ひっそりとその姿を消して行きました。その後707でリードを奪い、今や米国製大型旅客機では寡占状態のボーイングです。B-29で完膚無きまでに打ちのめされた日本にとっては恨みの翼ですが、現在どっか長距離行こうとするとボーイングかエアバスの二つしか選択肢が無いのがなんともはやではございます。

今年は暖冬のようで、幾分過ごしやすいですが、今日は結構寒いですね。昨日は福岡でも雪が降りました。swordsmanさんもご自愛下さいませ。次作は既に取り掛かっており、割かし早くアップ出来ると思います。

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