F-RSIN VICKERS VISCOUNT 700 AIR FRANCE

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みなさまこんにちは。まったくもってお暑うございますね。今年の長かった梅雨は、各地に甚大な災害をもたらしまして、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。またそのうえコロナも収まらず・・・。「高温多湿な夏になったら、ウィルスは消滅する」とか言ってた学者の方には「おーい、息してるか?」と言いたいですね。この先不安定な要素だらけの世の中ですが、これ以上何も起こらぬ事を祈るばかりです。
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さて今回は、F-RSINのプラゴミカンイを作ったお話です。以前の記事にも書きましたが、所属クラブの今年の展示会テーマが「おフランス」でして、去年からエールフランスのL-1049・CV990・そして今回のバイカウントと順に作ってきまして、その最終作です。展示会自体は件のコロナ騒ぎで中止となってしまい、クラブの方が作成した風刺の効いた素晴らしいポスターもできていたのですが、幻と終わってしまいました。
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誰でも一度は見た事があるであろう、フランス革命時の有名な絵画ですが、先頭の女神を筆頭に、全員マスク着用に加工してあります(笑)。右側の少年は拳銃をヒコーキに持ち替えてあります。いや、ホントに素晴らしいポスターですね。
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それではおフランス3部作、最終機製作開始です。F-RSIN安定のゴミっぷりではありますが、部品点数は少ないので結構簡単に組みあがります。
もちろんポリパテは大量に必要ですが、このメーカーにしては組みやすい部類かと思います。
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ミミズが這ったようなガタガタヌルヌルなスジボリは全面彫り直し、小さな余計なモールドは埋めてしまいました。
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デカールは、パッと見、結構良さげなモノが付いてますが、この手のキット付属品は、はベタ台紙にレーザープリントしたものが多いので、用心が必要です。パートごとに分割されてない事があるんですよね。ほとんど自作デカールの世界です。
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そのまま取付けると、軸線がバラバラになってしまう「ダート」エンジンは、軸を作ってエポキシ接着剤で軸線を調整しながら接着しました。
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接着時間に余裕があるのと、乾燥すれば頑丈にくっつくので、後の研ぎ出しで力がかかる事を考えたら、この方法は良作かとも。
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これで軸線が、水平・垂直となりました。
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これで一応生地完成です。このあとサフを吹いて、出てきた粗を修正します。その工程が終わったら、本塗装へ移行します。
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基本塗装が終わったら、緊張のデカール貼りです。
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何とか無事に貼り終えることが出来ました。
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デカールの乾燥を待った後、次はお馴染みクリア吹き工程です。今回はガイアのクリアを4層くらい吹き重ね、一週間ほどバイスに放置プレイで乾かしておきました。
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本体の乾燥待ちの間に、小物を作っておきます。
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ご覧の通り、プロペラブレードのパーツは、まったく使い物にならないので、0.3ミリのプラ板から切り出しました。合計16枚もあるので、形状を揃えたりするのが結構大変です。
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厚く吹いたクリアが乾燥したら、次の工程、研ぎ出しです。まずは2000番のペーパーで水研ぎします。
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完全つや消し状態になってしまいますが、コンパウンドの番手を上げながら磨いていくと、ツヤは回復いたします。
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最後にコーティングポリマーで仕上げます。
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これぐらいツヤが出れば、まぁ良いでしょう。あとは小物を取り付けて、完成へ一直線です。
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プロペラの軸線が4発とも合うように調整しながら組み付けて、これで完成となりました。
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このバイカウントというヒコーキ、英国旅客機の中では、数少ない成功旅客機にて、世界中に売れました。古くは我が国、全日空でも使用しておりますね。また当時、世界中と喧嘩してた中国にまで売れました。
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また、この機体に搭載された、ロールスロイス社製の「ダート」というタービンエンジンが傑作中の傑作でありまして、その後各国で開発された、多くのターボプロップ機に採用される事になりました。戦後初の国産旅客機「YS-11」のエンジンも「ダートエンジン」の発展型です。それまでのレシプロエンジン積んだ旅客機は「ドッカンドッカン」という騒音と振動が付き物でしたが、ターボプロップの登場により、高周波のエンジン音と、僅かばかりの振動に乗客たちは「時代は変わった」と感じたそうです。
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去年から始めた「おフランス3部作」もこれにて終了です。作ったどの機体もキャリアがエールフランスなだけで、製造国がフランスじゃない、というトコロがアレですが、まぁ良いかと・・・・。それではみなさま、少し涼しくなった頃にまたお会い致しましょう。ご覧いただきありがとうございました。






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この記事へのコメント

Swordsman
2020年08月28日 11:04
ONI様
ヴィッカーズのバイカウントですね。英語で書くとViscount、日本語だと子爵ですが、この辺りのネーミングがヨーロッパですね。トニー・ヴィスコンティもただのイタリア語読みなので、姓が子爵...

品質の厳しいカンイをここまで美しく仕上げるのはさすがですね。正直、プロペラブレードの部品を見て、私ならあきらめてしまいそうです。というか、半分スクラッチみたいな世界ですね。脱帽です。

こちらは中途半端な在宅勤務となり、またペースが駄々下がりになっていますが、エアブラシ修行の途中ということで、ドーラを組んでいます。

7月が梅雨だった分、残暑とゲリラ豪雨の厳しい時期ですが、引き続きご自愛くださいませ。次回作も楽しみにしております。
oni
2020年08月29日 13:12
>Swordsmanさん

こんにちは。毎度のコメントありがとうございます。それにしても毎日お暑うございますね。夏は苦手なので、この季節は毎年嫌になります。まだ全然涼しくなる気配もありませんが、夜は秋の虫が鳴き始めました。早く季節が進むとイイですね~。

さて、このバイカウントですが、開発当初はインド総督(副王)を表す「バイスロイ」という如何にも英国的な名前をつけられていたそうです。でも、折からのインド独立の煽りを受け、子爵=バイカウントに変更になったそうです。

このメーカーのキットは、基本「箱を開けた途端捨てたくなる」様なキットばかりですが、中々に渋い機種を出してくるので困っております(笑)。使い物にならないパーツも多く、作るのは結構大変だったりしますが、それだけに、出来上がった時の喜びは大きいですね。これもある意味カンイの楽しさかと・・・・。

現在ドーラをお作りなんですね。完成したらまた教えてください♪
2020年09月11日 09:52
oniさんこんにちは
美しい旅客機の陰には大変な製作状況があったんですね、お疲れ様でした。
ペラをプラバンで16枚作りましたとサラっと書いてるけど、どうやって作ったんですか!? ペラの形って平坦じゃないし。
フランスもの、楽しませてもらいました。
oni
2020年09月11日 20:27
きらら姐さん こんばんは。

コメントありがとうございます。日頃硝煙臭い日の丸ばかりやってるので、たまにこういうの作ると心が和みます。ただ、この手のゴミキットは、変にこだわると完成しなくなるので、結構ヤッツケで片付けております。考証無視のテカテカ仕上げが好みですね。

さて、ペラはパーツがさすがに使い物にならなかったので、16枚切り出しましたが、形状を揃えただけで、厚みの変化とか捻りとかは考慮しておりません。144という小スケールをいいことに、平板状でございます(汗)

来年の「民間機の春」には、また参加させていただきたいと思ってますので、そのときはよろしくお願いいたします。