J2M3 局地戦闘機 雷電 二一型

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みなさまこんにちは。熊本では記録的な大雨が降りまして、県南では甚大な被害が出ているようです。梅雨末期の大雨は年々そのパワーを増大させてるような気がして、今やどこに住んでても、いつか被害に見舞われるんじゃないかと、一抹の不安をおぼえます。激雨にスーパー台風、そして地震にコロナ・・・。私らを取り巻く環境は、これから確実に厳しくなっていくんだなと、思わずにはいられません。
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さて今回は、知人よりの依頼品。雷電二一型を作ったお話です。最初「これ作ってくれないかな?」と、タミヤの雷電を渡されたのですが、さすがにあちこち古すぎて、とても作れる気にならんかったので、在庫のハセより持ち出し・制作といたしました。
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それでは作って参りましょう。このハセ雷電は、全体的なフォルムは良いのですが、カウルフラップ周囲の表現がどうにもいただけません。胴体とカウリングが一体ものなので、カウルフラップがとんでもなく分厚く整形されております。仕方ないので、裏からガリガリ削って、その部分を処理します。
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削りすぎてガタガタになった部分はプラ板を継ぎ足したりして、形状を整えます。
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組み上げるとこんな感じになりますが、デフォルトの物よりは良いでしょう。
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計器盤はお手軽にデカール貼って、ベゼルをUVレジンで仕上げましたが、哀しいかな老眼にて、右側のメーターのデカールがズレてます・・・。拡大しなきゃよくわからない部分ではありますが、大失敗ですね。計器盤右端のレバー類は真鍮棒でテキトーにでっち上げております。
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あとは特に難しいところもなく、仮組みチェック。次の写経工程の準備をします。
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機体に書かれた点々は、リベットラインのアタリとなります。雷電のリベットラインは、図面が正しいとすれば、結構整然としてるので、やりやすい部類かと・・・。
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図面と照らし合わせながら、黙々と打っていきます。
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無償依頼品にここまで力入れる必要があるのか・・・?という疑問もありますが、一応作るからにはそれなりのモノに仕上げたいという思いで、一心不乱に打ちました(笑)。写経工程で約一週間です。
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1000番のペーパーで打った時のケバでおろし金状になった機体表面を平滑にしたら、次はサフ吹き・粗チェックです。
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ま、何とか合格点ですかね・・・。
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閑話休題。このたび、ありがたい給付金が入りまして、家計に消えるところを何とか交渉。前から欲しかったのですが、高くて買えなかった「超音波カッター」を導入いたしました。
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試しにジャンクパーツを切ってみました。少々慣れは必要ですが、分厚いプラがスパスパ切れます。スゴイぞ超音波!ってなトコですが、微振動の摩擦で溶かし切る感じなので、ミリ単位の繊細な作業には向いてない様子です。大きな部分をざっくり切り出すには、強力なアイテムとなるでしょう。かなりの労力軽減です。
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話を元に戻して次は塗装へとまいります。まずは日の丸の白縁のマスキングからです。
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機首の白抜き「整備覚書?」枠部分は0.2ミリのマスキングテープで表現します。
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こんな感じで色を重ねていきますが、ここらはいつもの工程と変わりありません。下面の灰色を吹いてマスキング。
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上面の暗緑と防眩のカウリング色吹いたら、基本塗装は終わりです。無事にマスキング剥がしとなりますね。で、剥がしてみたら・・・
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なんと!マスキング時の見誤りで、胴体日の丸の位置が後ろすぎ!しかも胴体黄帯が前すぎ!主翼日の丸の白縁が太すぎ!という事が発覚いたしました。どうしてくれようか・・・と考えましたが、ここまで来ると、リカバリは恐らく不能・・・。思案の後「無視!」を決め込みました。どうにも詰めが甘いですねぇ。猛省です。予定してた「ヨD-152」伊藤大尉機にはならなくなり、テキトー機番の嘘っぱちとすることになりました。黄桜の撃墜・撃破マークもテキトーです。あーあ・・・(´・ω・`)ってなトコですね。
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デカール保護と艶の調整で半艶でクリアーコートし、一度研磨スポンジで水研ぎしたら、スミ入れ、そしてハゲチョロのお化粧です。
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使う道具は極細の面相筆2本とスタンピングスポンジ、そして塗料はタミヤのエナメル、フラットアルミです。これらを使ってチマチマ書き込みます。久しぶりのハゲチョロなので、中々感覚が掴めません。でも、エナメル書き込みなので、気に入らなければ修正も容易です。
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順番が前後しますが、風防は「開」状態にしたかったので、エッチングソーで各部を切り離し、手懸を真鍮棒で作りました。

あとは小物を取り付ければ、完成です。塗装に大きな不手際がありましたが、これにて完了といたしました。ブログにアップしたら、その後嫁入りが決定しています。ただ、不手際はありますが、それなりに気合を入れて作ったので、しばらく手元に置いておきたい気もします。どうしよう・・・(笑)。
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雷電は恐らく7年ぶりくらいの製作でした。図太い図体の中にも、日本的な繊細なラインも垣間見え、中々のスタイリングだと思います。実用化が遅れに遅れたのが悔やまれますが、302空に代表される、B-29キラーとしての役割はある程度果たせたのではないかと・・・。
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それでは今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。嫁入り先で大事にされることを祈念しつつ、今回はお仕舞いです。これから梅雨明け、猛暑・台風の季節となりますが、皆様方におかれましては、どうぞお気を付けくださいませ。ではでは。(ヾ(´・ω・`)






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この記事へのコメント

はつたか
2020年07月06日 22:32
謹賀完成であります!いつもながら素晴らしいですね。僕もハセガワ32・雷電21型を製作中なんですよ。初めて全面リベット打ちに挑戦しました。カウリング側面の、クランク状に曲がったリベットラインが面倒でした。タミヤ48の雷電21型、スタイルは悪くないと思うんですが・・
oni
2020年07月07日 19:36
>はつたかさん
こんにちは。コメントありがとうございます。今回は嫁入り品ということもあり、自分なりに頑張ってみましたが、塗装の不手際等があり、結局いつもと一緒になってしまいました。

雷電のリベットラインは結構整然としており、打ちやすい部類だとは思いますが、カウリングのクランク状のラインは確かにやりづらいですね。私もこの部分は苦労しました。

最初タミヤのキットを手渡され、中身を見ると、凸モールドなど、さすがに古さを感じまして、ハセでやることにいたしました。タミヤもスタイルは悪くないのですが、作るとなったら、往生しそうですね。
Swordsman
2020年07月11日 17:02
Oni様
熊本の大雨のニュースを聞き、心配しておりましたが、新作のアップを拝見し、安心致しました。ご無事で何よりです。コロナ禍といい大雨といい、どうなっているのやらというこの頃ですね。
ハセの雷電、というより国産インジェクションキットが久しぶり感じます。相変わらずお見事です。こちらは在宅勤務が一昨日までおよそ3か月続いておりました。その間、スピットファイア、FW190、ドラケン、ファントムととりあえず在庫一掃の粗製乱造しまして、打合せしながらサンディング(爆笑)生活をしておりました。最後にタミヤの古い三二型を写経もして組み上げたところで別の案件が入り、在宅ワーク終了。ペースがまたがた落ちになる予定です。
エアブラシもだいぶ慣れてきたので、師匠の過去作を参考にしながら罪キットを減らしたいと存じます。
大変な状況ではございますが、ご自愛くださいませ。
oni
2020年07月12日 06:55
Swordsmanさん
こんにちは、コメントありがとうございます。今年の熊本は大雨に見舞われまして、県南・県北と、甚大な被害が出ております。今回熊本市は幸い何事もありませんでしたが、今後いつ自分の身に降りかかるやら、やらわかったものではありません。日頃の備えが大切ですね。

そう言えば最近舶来品のヘンテコな物ばかりやってたせいもあり、ここハセガワのキットが何と作りやすいことか・・・。と、改めて思った次第であります(笑)。やはり国産インジェクションはイイですね~。作ってて楽しいです。

在宅勤務の副産物?在庫一掃おめでとうございます(笑)。打合せしながらサンディングとかサイコーっすね。当方は、業務内容的にテレワークは無理な部署なので、それができる方が羨ましく思います。まず、通勤で往復2時間とかが無駄な時間でありまして、その分趣味につぎ込みたいですね。

次作はまだ決めておりませんが、アップした際は、またご覧下さいませ。今回もご覧いただきありがとうございました。
2020年07月13日 15:17
oni殿、こんにちは。熊本始め、各地の豪雨災害で被災された地域の皆さんにまずはお悔やみ、お見舞い申し上げます。oni殿も心を痛めていらっしゃるものとお察し致します。御無事で何よりです。

今回はハセの雷電ですね。何だか私の体形と同じような外観で、私も好きな飛行機です。ハセガワとタミヤの1/48を持っていますが、やはりタミヤは古くて、貴殿のお目がねには適わなかったと言う事でしょうか? (タミヤのキット、積んでるんですけどね。) リベット打ちに始まり、ハゲチョロまで、素晴らしい完成度だと思います。リベット打ちに1週間ですか! 私には出来ないですね。(^^;) (リベットの間隔は経験からのものだと思いますが、整然と並んでいるのは凄い!)
昔、ニチモの1/72(現在も残っています)とレベル(郡是)の1/32(PPCに出したキットで、模型店に飾っていましたが、閉店と共に行方不明)を完成させて以来、雷電は作っていませんが、今後の製作ラインナップにタミヤの雷電を加えてみましょうかね?(って、当然、素組ですが…。)
良い物見させて頂きました。お疲れ様でした。
oni
2020年07月13日 19:54
>0-sen(零銭)さん
こんばんは、コメントありがとうございます♪

4年前の熊本地震に続き、今回の豪雨。当地熊本は災害に見舞われる事が多いです。私自身は被害は無いのですが、被災された方の事を思うと胸が痛みます。テレビに映る被災場所は、私も最近行ったことがある場所が多く、何とも言えません。

さて、今回の雷電ですが、最初タミヤの箱を開けてみて、しばらく眺め回した後、「こりゃ厳しいなぁ・・・」と、思った次第でありまして、在庫のハセ雷電の出番となりました。タミヤのも決して悪くはないのですが、今の目で見ると、やはり厳しい箇所がありますね。

リベットは、図面を見る限り、割と整然としたラインみたいなので、打ちやすい部類に入ると思います。写経道もかれこれ10年くらい修行してるので、まぁ、そこそこ見られる程度のモノにはなってくれたみたいです。(←自己満足)

零銭さんの次作日本機は何でしょうか?ブログのトップページが震電になってるので、その線でしょうか・・・?
製作記を楽しみにしております。