A2N3 九〇式艦上戦闘機三型 (A.B&K HOBBY KITS)

みなさまこんにちは。新型コロナウィルス(武漢肺炎)が世界中を覆う中、いかがお過ごしでしょうか?これのお陰で世の中の在り方が大きく変わろうとしています。そんな中でも私はプラモ作ります。こんな時はインドア趣味はありがたいですね。
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近況ですが、この4月より3年間の単身赴任生活も終了し、熊本帰任となりました。やりたい放題の赴任生活は何かとお気楽ではありましたが、やはり地元はイイですね。何と言っても食事のメニューで悩む必要がありません。コンビニ弁当食わずに済みます(笑)。

さて、帰任第一作です。先般ウクライナは「A.B&K HOBBY KITS」というメーカーから発売された、九〇式艦戦でございます。元々はレジンのアフターパーツメーカーみたいで、インジェクションキットはお初とか・・・。よくまぁこんなもん出したなって気がしますが、日の丸ファンには嬉しいですね。国内メーカーからは、ヨンパチでは絶対出そうにもない機種なので、ありがたい事ではあります。しかし問題はその価格設定。何と8,000円強也であります。こんなマイナーな機体、日本人以外は買いそうにないので、完全に足元見られてる気がします。国産だったら、高くて4,000円くらいでありましょう。ウィングジーといい、このメーカーといい、日の丸贔屓はありがたいですが、価格はも少しどうにかして欲しいものでありますね。
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それでは早速製作です。第一印象は・・・「小っさ」て事でありました(笑)。この規模で8,000円は高すぎますねぇ。ただ、簡易インジェクションの部類ではありましょうけど、パーツの嵌合性は悪くありません。あちこちキチンと合いますです。組んだコクピットが胴体に収まらない、という洗礼は受けましたが、充分合格点です。
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銃身放熱孔?のスリット部はそのままだとちょっと見た目がダルいので、一応開口しておきました。
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上翼を置いてみて、全体のイメージを掴みます。やはり小さいですねぇ。
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発動機付けるとこんな感じです。嫁から「こんな時期にコロナウィルス作ってんじゃねーよ」と言われました。なるほど、似てますね。プラグコードは別途這わせておりますが、実機写真を見ると、取り回しに特徴が有るので、注意が必要です。
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これで概ねのパーツが組みあがりました。さしたる修正箇所も無く、中々出来の良いキットです。ネックは値段ですね←しつこい(・∀・)
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複葉機ゆえ、各支柱とかあるので、これも前処理をしておきます。あとは張り線作業あるのですが、根元のヒートンもここで作っておきました。
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材料はリード線をほぐした、中身の銅線です。つまんでクルクルねじってと、簡単に幾らでもできますね。
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今回は、通常後回しにするペラも先に塗りました。張り線作業で神経をすり減らすだろうと思い、できることは前倒しでやっておきます。
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ピトー管はパーツ化されてなかったので、自作してみましたが、明らかにオーバースケールでした。
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それではいよいよ塗装です
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ここらはいつもと変わりありません。白サフ吹いて、様子を見ます。
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主翼上の「ニ-101」と赤タスキは、デカールもありますがシルバリングが怖いので、塗装としました。
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赤い尻尾の保安塗装以外は、全面銀となりますが、羽布張り部分と金属パネル部ではトーンが違うと思い、塗り分けました。結構な手間ではあります。
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これにて基本塗装とデカール貼り終了です。銀が光りすぎてるので、これはトーンを落とします。
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今回は先日買った、ガイアのフッ素入りというセミグロスクリアーを使ってみました。乳白色の液体にて、「こんなん吹いて大丈夫かいな?」と思いましたが、結果としては、キメの細かいしっとりとした塗膜を得ることが出来ました。でもちょっと、セミグロスとは言え、つや消し度が強くはありますね。磨いてもツヤは復活せず、今後の課題となりました。
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それではこれより、慣れない作業の張り線工程です。所属クラブの複葉機マイスターの方から、張り方を習って事にあたります。まずは張り線の切り出しからです。
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黒色の結構厚手なビニール袋を使用し、0.25ミリ厚のカッターを2枚重ねし切り出します。この機体の張り線は平線なので、習ったこの方法が非常に役に立ちました。太い所は0.45ミリ、細い所は0.25ミリ幅の線です。
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各部付け根に、先に作っておいたヒートンを埋め込み、張り線を付けていきます。これが中々難行苦行でありまして、正直リベット打ってた方が楽でございました。
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上翼を仮置きし、棟上げ後の様子を確認します。翼の支柱への接着、そして張り線・・・。中々ハードルが高くございますね。
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えっちらおっちら張って行きますが、慣れない作業ゆえ、途中でねじれたり、切れたりと「ウキー!」となりながら、延べ16時間。何とか張ることが出来ました。付根の処理とかがマズイ事になってますが、根性の糸が切れまして、ここらで妥協です。
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それでは最後に脚周りとか、他艤装品を取り付けまして、無事完成となりました。張り線苦行以外は、細かなディティール等は置いといて、国産インジェクションにも引けを取らない、組みやすいキットではありました。
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九〇艦戦、古くはファインモールドのナナニのキットがありますが、まさかヨンパチインジェクションでこれが出るとは思いませなんだ。良い時代になったものではありますね。すごいぞウクライナ!(笑)。
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やはりもう少しツヤが欲しかったですね。この部分は失敗です。
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それにしても慣れない複葉機、結構芯が疲れました。連休いっぱいかかると踏んでましたが、想定よりは早い進空となりました。あと3日、ヒマだな・・・・(笑)。
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九〇艦戦、初めてのエンジンから機体まで日本人設計による純国産機です。同時期のボーイングに似てるとは言え、記念すべき機体ではありますね。
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それでは今回はこれでおしまいです。お付き合い、ありがとうございました。











5/4 追記。張り線制作法です。

平線の太いのと細いのが居るので、カッターの刃を二種用意します。今回使ったのは0.45ミリ幅と0.25ミリ幅の物です。
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これを2枚重ね合わせ、ネジとテープ等で刃がぶれない様に固定します。これで切り出せば理論的にはカッターの刃の幅の平線が切り出せます。
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作業には多少の慣れが必要ですが、数度繰り返すと力加減とか刃の立て方が解ってきます。
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ご覧のように、平線状の張り線素材が切り出せました。素材は厚手の黒ビニール袋が良い様です。

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この記事へのコメント

2020年05月04日 13:07
oni殿、こんにちは。3年間の単身赴任生活、お疲れ様でした。地元勤務となり、奥様も喜んでおられるかもしれませんね(その逆?ってことはないですよねw)模型作りも加速しそうで、ますます貴殿の製作が楽しみになって来ました。

コロナ下で大変な時期ですが、こんな時こそ、家で模型作りを楽しむと言うのがいいように思います。仕事が忙しくて、作りたくても作れない!と言う時の方が、製作時間が出来た時の集中力は上かもしれませんが、暇を持て余し気味の時は、余裕のようなものを感じながら製作に勤しむ事が出来るようにも思います。

前置きが長くなってしまいましたが、九〇式艦上戦闘機三型の完成、おめでとうございます。&お疲れ様でした。
拙ブログにコメント頂いた時から、oni殿の製作記を楽しみにしておりましたが、速攻完成、お見事です。貴殿もお書きですが、キット内容よりその価格設定の方に目が行ってしまうキットで、正直ぼったくり価格と言って良いと思います。(拙ブログにも書いていますが…。)私も、最初は買うのよそうかと思った程です。

ハリセンに少し苦労されたようですが、そこを見事にクリアされ、素晴らしい完成度はいつもの事で、まさに眼福の逸品ですね。

で、ちょっと質問ですが、
>黒色の結構厚手なビニール袋を使用し、0.25ミリ厚のカッターを2枚重ねし切り出します。この機体の張り線は平線なので、習ったこの方法が非常に役に立ちました。太い所は0.45ミリ、細い所は0.25ミリ幅の線です。

上の内容が私の理解力の無さから、良く分かりません😓 できればもう少し詳しく教えて頂けないでしょうか? 私もいつか作りたいと思っているキットですので、是非、貴殿の手法を参考にさせて頂きたいと思っています。ハリセン用の糸(平線)を切り出して使用されたと言う事でしょうか? カッター刃を2枚重ねしたのは平行になるように切り出す為ですよね? 

シルバーの艶調整と言うのは難しいですね。今回、少々艶消し度が強いとの事ですが、それは今後の課題と言う事で宜しいのではないでしょうか? まずは完成の喜びに浸り、次作の構想などを練っている時間も模型作りの醍醐味のように思います。 改めて、お疲れ様でした。
oni
2020年05月04日 17:41
0-sen(零銭)さん

こんにちは。早速のコメントありがとうございます。今般のコロナ騒動で、さすがに出かけるのは自粛せねばなりません。そのお陰か、今年のGWは模型作りに精を出すことが出来ました。でも予定より早く出来てしまい、残り3日、暇を持て余す事になりました(笑)。

福岡に3年ほど赴任しておりましたが、仕事を除けば、その生活はお気楽そのもので、好きな時に好きなことをやっておりました。赴任手当という、自分の自由になるお金も出来、やりたい放題ではありましたね。この度熊本に帰任して、以前の「小遣い制」に戻ったので、趣味に使えるお金が少なくなり、青息吐息でございます。今だったら、こんな値段のキットなんて、おいそれとは買えません。それにしてもホントに高すぎる価格設定ですよね。完全に日本人の足元見た値段だと思います。
でも、キットは簡易インジェクションらしからぬ、結構良い出来にて、パーツの嵌合性等に問題はありません。結構パチピタで決まります。ウクライナの技術進歩は凄いです。

さて、ご質問の張り線切り出し方ですが、文章だと解りづらいので、追記でアップしております。良かったらご覧下さいませ。私も最近複葉機マイスターの方から習った方法なんですが、ご参考になれば幸いです。
2020年05月04日 23:17
oni殿、私の稚拙な質問に図解入りで回答頂き恐縮です。
カッター刃2枚重ねと言うのは分かったんですが、そうすると刃先がくっ付いてしまうんじゃ?と言うアホな考えが浮かんでしまったのです。刃先は刃の厚みを残した状態で=状になると言う事ですね。わざわざの回答すみません。
カッター刃はそれ程苦労せずに入手出来ると思いますが、問題は黒いビニール袋を見付ける事ですね。(ボークスの袋が良い感じだと思いますが、ボークスへ行けない!)ビニールの接着は瞬間接着剤で大丈夫ですかね?
私もいつになるかは分かりませんが、製作しようと思っています。(今作っている61式戦車の次は1/48日本機を作る事にしていて、アイテムもほぼ決定しているんですが、変更しますかね?)
GWも残り僅かですが、次期作期待しております。こちらはいつになったら仕事再開なのか、まだ分かりません。有難うございました。
はつたか
2020年05月05日 06:57
90艦戦、謹賀完成であります。
さすがに見事な完成度ですね。
ファインモールドの72は組みましたが、エラいちっさいなあ・・と。
48でも手頃なサイズみたいですね。
けど8000円は高価いですねえ!
「マニア心」を衝いてきますなあ・・
なるほど、ビニール袋で張線をねえ・・よく考え付くもんですね。
相当なテクが要りますね。
けど、ちょいとやってみたいですね。
次作も楽しみにしております。
oni
2020年05月05日 09:19
0-sen(零銭)さん

カッターの刃はホームセンター等で容易に入手出来ます。色んな厚さがあるので、必要な幅に合わせて買っておくと良いと思います。でも、最低5枚入り以上で「そんなに使わねーよ」って感じではありますが(笑)。
袋はご名答で、ボークスの袋です。私も持ってなかったので所属クラブの方から分けていただきました。この袋が一番使い易いそうです。
接着は瞬間接着剤で大丈夫ですよ。硬化促進剤を併用すると、作業も早いです。

次作のヨンパチ日の丸、楽しみですね。期待しております。
oni
2020年05月05日 09:33
はつたかさん

こんにちは。コメントありがとうございます。このキットは内容の割に滅茶苦茶高いのですが、マニアの心をくすぐる罪作りなキットです(笑)。たしかに機体も小さく、「エッチングも入ってないし、これで8,000円かよ」って感じですが、ついついポチってしまいました。

ビニール袋素材の張り線は、クラブの複葉機マイスターの方から習った方法なんですが、平線切り出すには、とても良い方法だと思います。最初のうちは中々上手く切り出せませんでしたが、慣れてくるとスイスイ切り出せます。

しかしウクライナの各メーカーの技術進歩は目覚しいモノがありまして、簡易とは思えない精度のキットが出てますね。国内メーカーに期待できない昨今、マイナーな機体を出して欲しいと願っております。
Swordsman
2020年05月05日 20:34
Oni様
九〇式ですか。この1/48が存在するとは!
びっくりですね。出そうもないものがあると、いずれ白菊とかも期待しちゃいます。

奥様のツッコミは鋭いですね。ウチの妻に写真を見せたら確かに似ていると(笑)

とはいえ流石の完成度。また張り線の解説もありがたいです。熊本の師匠のブログはちょいちょい読み返していますが、これもいずれ我が家の複葉罪キットを作る時の参考にいたします。

こちらは師匠の足元にも及びませんがスピット、完成しました。このところなかなか完成しなくなっていたので、手抜きでも何でもいいからともかく完成させるという雑なテーマで作りました。
ブログにアップしたら、僭越ながらご連絡差し上げますね。
常に手を動かすために今度はタミヤのFw190 A-3 に取り掛かっています。

コロナ禍のせいでずっと引きこもり状態。罪キットを減らすべく頑張ります。

鬱陶しい梅雨も近づきとコロナ自粛もだいぶストレスマックスですが、ご自愛くださいませ。
次回作も楽しみです。
oni
2020年05月06日 07:35
Swordsmanさん

こんにちは、コメントありがとうございます。今回はウクライナの怪しげなメーカーの新作キットを作ってみました。それにしても、こんなマイナーな機体をヨンパチで出すとは、私も驚きでした。国内メーカーに期待できない今、日の丸マイナー機にに興味が有るメーカーが外国にあることはありがたいですね。

エッチング張り線以外の複葉機は、ほとんどやった事がありませんでしたので、今回は習作ともなりました。機体を組むのはさしたる苦労もありませんでしたが、やはり張り線には四苦八苦でございました。あちこち不手際が散見されます。

スピット完成ですか。おめでとうございます。ブログにアップされたら、見させていただきますね。

今回のコロナ騒動のお陰で、世の中の在り方が大きく変わろうとしています。仕事もプライベートも、今までの常識が通用しなくなるかも知れませんね。でも、インドア趣味を持っていて、その点は良かったと思っております(笑)。
oni
2020年05月07日 20:23
Sworsmanさん
こんばんは、早速スピット拝見させていただきました。やっぱ、カッチョエエ機体ですね。塗装もお見事です。タミヤの新金型ということですが、噂通りかなり良いみたいですね。私もタミヤの新金型零戦を先日手に入れましたが、ハセとは随分違うなって、思いました。まぁ、発売年が違うという事もありますが・・・。今年のGWは、何処にも行けなかったので、お互いインドア趣味に没頭ってことで、それなりに充実した連休になりましたね(笑)。でも、コロナは早く収束して欲しいです。