Wingsy キ-51 九九式襲撃機

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皆様こんにちは。相変わらずのご無沙汰っぷりでスミマセン。四月に本業の部署異動などでゴタゴタして、製作が滞っておりました。さて、今回は先日ようやく国内発売となった、ウクライナはウィングジーの九九式襲撃機であります。たしか去年の終わり頃アナウンスが有って、「こんなモン出して、メーカーの経営は大丈夫かいな?」と思いつつ、待つこと半年。六月一日の入手となりました。このメーカーは他にも九六艦戦とかも出しており、どうやら日の丸贔屓の様ですね。九六艦戦はファインモールドの決定版が国内で流通しており、買うことはありませんでしたが、九九式襲撃機とくれば、ヨンパチではニチモのベテランキットしかありません。
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現在では結構入手難で、模型屋で見かけることもあまりありませんが、これはこれでよく出来たキットです。さすがに「昭和的」感は拭えませんが、調理次第では大変良いものが出来上がります。私にゃ無理ですけど・・・。
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さて、時代が令和になりまして、最初の製作がウクライナ製とはちょっとアレですが、メーカーのサイトとか見てみると、かなり期待出来そうなキットだったので、入手早々手を付ける事に致しました。パーツ群はかなり良いモールドで、リベットも整然とビッシリ打たれております。主翼翼端とかもかなり薄くて好感が持てました。パーツ割を見ると、バリエーションも考慮されてるようで、早晩軍偵型も出る事は間違いないでしょう。ま、ほとんど違いは有りませんが・・・・。
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それでは期待を込めて組んで参りましょう。例によってコクピットから始めます。パーツを組んでいくと、丸メカのカラーイラストほぼそのまんま、という事が解ります(笑)。繊細なパーツ構成で出来ており、素組で十分だと思います。
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コクピットが出来上がったら、次は胴体です。合いも良く、さしたる苦労はありませんでした・・・・が、ここからドツボにはまりますわよと(・∀・)。
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インストによると、組んだ胴体にコクピットを収めるみたいに描かれてる様ですが、パーツの厚みで入らないんですよねコレが・・・。恐らくは3DCADによる設計と思われますが、どうやらプラパーツの厚みとかはあまり考えられていないような・・・?それとも私の組み方が悪かったのか・・・?いずれにしても隔壁を相当削り込まないと収まりません。削る合わせてみる、を繰り返すこと半日。どうにか胴体内に収めました。と言っても、かなり無理やりです。
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「なんじゃ、こりゃ?」と思いながら、今度は主翼をくっつけます。で、またドツボ。コクピットを無理くり入れたためなのか?、ん~・・・嵌りません(´・ω・`)。フィレット接合部がキツキツなのと、コクピット下部も、主翼下面に干渉し、組めません。ランナー状態での期待が大きかっただけに、モチベーションは一気に急降下です。仕方ないので、またあちこち削り倒します。で、何とか嵌めてみると・・・今度は主翼上反角が足りない、という事態に発展しました。
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で、更にフィレットと主翼中央の取付部分を交互に合わせを見ながら削ります。慎重にやっても隙間ができてしまいますね、はい。嫌いな嫌いなパテの出番となりました。写真はマステで「上反角養成ギプス」を装着し、養生中のシーンです。
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手が空いたので、エンジンを作ります。三菱の「ハ-26/瑞星」発動機ですね。これは細かい事に拘らなければ結構良い出来で、カウリング内側隔壁を削らなくても、無事収めることが出来ました。このあたり、何ともちぐはぐ感が漂うキットです。メーカーの情熱は感じますが、新興メーカー?故の技術不足の感は否めません。それともやっぱり私の組み方が悪いのか・・・・とも考えますが、さて。
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ここらで全体像を確認します。フォルムは悪くないですね。頑張って続きを作りましょう。
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上反角の養生が終わり一応形になったので、ここから調子をあげて行きます。
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この機体の特徴的な大きな風防は、開閉選択式で好きな方が選べます。ご丁寧に窓枠のマスキングシートも付属してます。ただ、かなり分厚い透明パーツにて、20ミリの徹甲弾も弾き返しそうな分厚さです。ペラペラの紙みたいなフレームでないと日の丸っぽくありません。「開状態」にするなら、相当な削り込みが必要でしょう。そんな訳で、ホントは開けときたかったのですが、「閉状態」といたしました。ちなみに透明度は申し分ありません。
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水平尾翼などのパーツは合いがイマイチで、やはり隙間が出来ました。ここもパテ処理です。接合部は当然ですが、繊細なモールドやリベットとかが消えてしまいますね。彫り直し、打ち直しが必要になりました。
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他にも色々小さな苦労はありましたが、ようやくサフ吹きです。修正時の粗が、わんさか出るかと思ってましたが、そうでもありませんでした。
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ここまで来ると、ようやくゴールが見えてきますね。繰り返しますが、フォルム、アウトラインは悪くありません。特徴をよく掴んでると思います。これでもちょっと組みやすければ、御の字なんですけどねぇ・・・。
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ここらで小物も作っておきます。今回武装は15キロ爆弾12発装備としてみましたが、小さな弾体のパーツにエッチングのヒレ・・・。これが結構難行苦行でありました。50キロ爆弾4発という選択肢も有ったのですが、特徴的なラックと、いっぱいぶら下げたかったので(笑)、面倒な方を選びました。
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ここからようやく本塗装。灰緑下地に迷彩柄を吹いていきます。ホントは箱絵のイタリア的迷彩をやりたかったのですが、私の技量じゃ無理なので、斑点明細をチョイスしました。
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迷彩模様の塗料の諸元は、ビン生16番をレベリングシンナーで薄く溶き、さらにリターダ追加で、かなり薄めにしたものを0.2ミリのハンドピースで様子を見ながら吹いてみました。エア圧は0.02位を維持しました。それでも何箇所か斑点吹くとノズル先が詰まってしまうので、その度掃除しながらの作業です。これで半日かかりました。指先がつりそうです。また、吹きこぼれの飛沫が結構目立ち、「う~ん・・・」となりましたが、塗装後にメラニンスポンジで水研ぎしたら、結構いい感じ?になってくれました。でも、改めて老眼鏡かけて見てみると飛沫が結構残っており、詰めの甘さが目立ちます。
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これにて塗装は終了です。斑明細が何とも気色悪い仕上がりとなりました。
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デカール貼って、さらに半艶でクリアコーティング。そして各艤装を済ませれば、めでたく完成でございます。感想としては、同じウクライナのドラウィングよりは上を行きますが、やはり簡易インジェクションの粋は抜けきってないかな・・・?ってトコです。でもまぁ、スタイルは良いので、完成すれば喜びは大きいです。
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いっぱいぶら下げた裏側はこんな感じです。
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結構苦労があったので、次出るであろう「軍偵型」はどうするか、悩ましいところではありますが、多分買っちゃうような気がします。でも、値段がネックですね。ヨンパチ単発で、安くて7000円弱、という強気な?価格設定はどうなんでしょうね?
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それでは今回はこの辺で失礼致します。令和初っ端から結構疲れるモデリングでしたので、次は国産優良品をやりたく思います。では、また。
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この記事へのコメント

2019年06月27日 23:25
oni殿、今晩は!
九九式襲撃機の完成おめでとうございます。お疲れ様でした。斑点迷彩もバッチリで、素晴らしい完成度だと思います。私が作る時も、多分この迷彩仕上げになりそうですが、横着もんですので、単色で仕上がてしまうかもしれません😓
それはそうとして、やはり簡易トラップが潜んでいましたか! 簡易キットは、見た目は良くても実際作ってみるまではどうなるかる分からないと言うケースが多いですね。そのトラップも無事クリアして、見事な完成品として仕上げられた手腕はさすがですネ。私も見習わないいけません。その内、軍偵タイプも登場するでしょうが、値段をどうにかして欲しいものです。高いと分かっていてもやはり買っちゃうんでしょうね。
イ式重爆の製作を久々に再開しました。内蔵物の取り付け開始です。果たして完成するんでしょうか…(笑)
oni
2019年06月28日 19:39
0-senさん
こんばんは。コメントありがとうございます♪今回は作る前の期待が大きかっただけに、ちょっと残念なところもありました。でもまぁ、どこぞの簡易インジェクションとかと比べれば随分良いキットだとは思います。

組み方の問題も有ったのかも知れませんが、あちこちにトラップがあり、苦労はしましたが、何とか形になってくれて満足しております。軍偵型も間違いなく出ると思いますが、問題は仰る通りその値段なんですよね~。でも多分買っちゃいます(笑)。

イ式重爆、いよいよ本格始動ですね。進捗を楽しみにしております。
はつたか
2019年06月30日 17:43
九九襲、謹賀完成であります。
ごぶさたしてました。
難物キットの苦労を見せない、見事な仕上がりですね。
特に斑迷彩が素晴らしい!
時には難物キットを楽しむ(苦しむ?)のも、テクニック向上に良いかもしれないですね。
いや眼福でした。次作も楽しみにしています。
oni
2019年06月30日 20:00
はつたかさん
こんばんは。コメントありがとうございます。何だかんだですっかり更新が遅れてましたが、令和初の製作は、舶来ウクライナという、非国民的モデリングとなりました(笑)。

組み方が悪いのか?結構苦労もありましたが、一応それなりに出来上がってくれたので安心しております。ホントは箱絵のイタリア的迷彩をやりたかったのですが、とても無理そうなので、斑迷彩で済ませました。この手の塗装は久々だったのですが、やはり数をこなさないと、思った様にはなりませんね。結構飛沫が飛び散っております。

今回は結構疲れる製作だったので、次は国産優良キットでラクしようと思っております。
Swordsman
2019年07月08日 16:10
Oni様
令和最初はソニアですか!私もニチモのベテランキットなら持っていて、時々開けては「まだ寝かせておこう」とそっと蓋を閉じるという状況です(笑)
ご多忙の中でも難物(なのでしょう)キットを美しく仕上げるのはさすがです。
ウクライナのキットもやってみたくはありますが、まだまだ手を出せないかなと。
こちらはスランプというかなんというか、四式線のリベット打ち未完のまま、あまりにも間が空いたので、リベットレスで外国機を作ってカンを取り戻そうとhe219を士の字+基本塗装までしたものの、娘のお受験やらでバタバタしてしまい、なんだか手につかない状態です。情け無い…
尤も、もうすぐ6歳の娘が「ガンプラ作りたい!」と言い出したので、一緒に作ったりしています…

乾きの悪い梅雨ですが、次回作も楽しみにしております。
oni
2019年07月08日 19:03
Swordsmanさん
こんにちは。毎度のコメントありがとうございます。さて、令和初はウクライナ製となったのですが、パーツ状態のモールドが大変に良く、また、リベットもビッシリ打たれてるので、こりゃ楽できるわい♪とお気楽モードで取り掛かったらドツボに嵌りました(笑)。でも、出来上がってみるとアウトラインは悪くなく、まぁ満足しております。でも次は国産優良キットで行きたいですね。

お嬢様、もうお受験の年齢ですか・・・・。早いもんですねぇ。なるほど、自分らも歳取るわけだと・・・・。して、ガンプラに目覚められるとは将来有望ですね。模型の英才教育を致しましょう(笑)。
2020年04月27日 20:43
 初めてコメントします。まだら模様の迷彩をびっしりエアブラシで吹く技術には感心しました。ドイツ空軍機の胴体側面の、いわゆるモットリングですら、画用紙に穴を開けて吹いたりしてごまかしている程度の技術ですから。
 ウイングジーのキ-51が出たときはがっくりしました。長い間半完成で放っておいたニチモのを、着陸灯をクリアパーツで自作したばかりでしたから。それでも何とか楽して、明灰緑色一色で仕上げたときは感動しました。排気管が細目なのを除けば模型店の店頭に飾ってあったウイングジーのキットにさほど見劣りしませんでしたから。何せ1200円のしろものです。
oni
2020年04月28日 20:34
猫の誠さん

こんばんは、初めまして。コメントありがとうございます。

ウィングジーからこのキットが出た時は私も驚きました。長らくニチモのベテランキットしか無かったので、嬉しくもありました。でも、値段がネックですよね。ヨンパチ単発機でこの価格とは、足元見られてるような気がしてなりません。組むにあたっては、本文中にも書いておりますが各部のモールドは素晴らしいものの、「何じゃこれ?」的に組み辛い部分もあったりして、はっきり言ってニチモの方が組み易いです。形状も悪くはありません。

国内メーカーからこの手のマイナー機のキットが出てくれれば御の字なのですが、それは望めそうにもない情勢ですので、高くても仕方がない部分はあるのかな・・・?と。

基本日の丸と、失敗旅客機をメインに作っておりますが、今後共よろしくお願い致します。

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