Aモデル D.H.106 COMET-4B BEA英国欧州航空
こんにちわ。みなさま、大変ご無沙汰しております。お元気ですか?この度久々に帰って参りました。但し旅客機ですよん(笑)。今回は日の丸じゃありません。Aモデルの簡易インジェクション、コメット4Bを作ります。基本日の丸ばかりやってますが、たまにはこういうのも有るって事で・・・・・。どうも済みません。
さて、それでは製作に移ります。流石はカンイ。パーツが全然合いません。でもまぁ、胴体の長さが左右で同じなら、合格点らしいです。一応仮組みも出来ますしね。酷いものになると「仮組み」すらできないのが簡易インジェクションの世界だそうです。
それでは、胴体中央部でパックリ割れてるパーツを無理矢理頑丈にくっつけます。
細かい事を言い出せばキリが無いのですが、基本的に私の場合、旅客機についてはリアルさ度外視。それらしく見えて、テカテカの塗装であればOKです。理想は航空会社のカウンターなどに飾ってあるデスクトップモデルみたいな仕上がりですね。
段々と、コメットらしくなってまいりました。
キット自体は全体的に「ダル」なモールドで、ツッコミどころが満載なのですが、そこら辺は無視しましょう。色々言い出したら完成しません。
それでも一応、最低限の所は押さえておきたいトコロです。全体を組んだ後、隙間のパテ埋め→削り→サフ吹き→修正→・・・・の工程を数回繰り返し、様子を見ます。そして「概ねイイかな・・・・?」って所で妥協点を見付け、本塗装に移ります。
さて、この機体、胴体が白とライトグレー、翼が赤と銀、尾翼が白と銀と端が黒、という塗り分けにて、マスキングがことのほかメンドーです。
それではマスクを剥がします。概ね上手く行った様で一安心、ってなトコですね。
デカールを貼ります。質については合格点でしょう。透けもありませんでした。耐クリア性もOKです。さて、ここで大失敗をしている事には、まだ気付いておりませんでした。
ツルピカ仕上げを目指すべく、ガイアのクリアをドン吹きし、乾燥を待ちますが、「あれ・・・・?」と、思い実機写真と見比べてみます。胴体帯の位置、間違えておりました・・・・・(滝汗)ホントはもちょっと上側なんですよねぇ・・・。気づいたのがクリア吹き後だったので、どうにもならず、思わず捨てたくなりましたわよと・・・・。
「あーあ、やっちゃった」と凹みながらも、今更どうにもならんので、研ぎの工程にかかります。そしたら貴方、主翼の付け根の接着が悪かったのか、「パキッ」と割れました。あと、尾翼の下側も・・・・。マジで今度こそ捨てたくなりました。ついでに銀部分の塗装が梨地状態になっておりました。詰めが甘い証拠ですね。困ったモンです。完全なリカバリは最早不可能ではありますが、「ま、いっか」と、このまま行っちゃう事に致しました。
色々失敗が有ったので、研ぎの工程もいい加減です。2000番のペーパーで水研ぎし、タミヤのコンパウンド細目→仕上げ目→ハセのセラミックコンパウンド→コーティングポリマーの順に、テキトーに磨いて行きます。
それでは、あれこれショボイ出来の小物を付けて完成です。胴体帯の位置間違いが非常に気になりますね。
遠目に見たら、一応コメットには見えますかね・・・・・。近くで見たら粗だらけです(苦笑)
それにしても、このBEAのカラーリングは非常にお洒落ですね。スマートな形態とも相まって、気品を感じます。これで作り手・塗り手がもっと上手なら、更にシックになるのでしょうが、私の腕では、ここらが限界でありました。ま、捨てなかったでけで「良し」と致しましょう。
英国製の「商業的に失敗する」旅客機群は、私、大好きでありまして、ブリタニアとかヴァンガードとかトライデントとか・・・・・。特にVC-10なんて最高ですね。VC-10はいつかスピードバードのBOACカラーでやってみたいです。
写真では分かりづらいですが、それなりにテカテカしております。
世界初のジェット旅客機として生まれたコメットさんですが、最初は成功したかに見えたものの、構造上の欠陥による相次いだ墜落事故で、その後のジェット旅客機に大きな教訓を残したものの、結局パイオニアの最後はあっけないものでした。欠陥を徹底的に直し、この4型が世に出る頃は、とうに米国製旅客機に市場を奪われておりましたとさ。でも、「負け組」好きな私です(笑)。同世代の、どう見ても高性能で輸送力の大きい、B707やDC-8より、コメットに魅力を感じます。変人でしょうか?
それでは、今回はこれでおしまいです。次は日の丸でお会いしましょう。
この記事へのコメント
ONI様の新作!待ってました!
今回はコメットさんですね。「彗星」と書くと悲壮な雰囲気が漂いますが、COMMETと書くとそうでもないというのは、日の丸馬鹿だからでしょうか・・・。
私も3月より仕事的修羅場で我が家の紫電改も写経工程で3ヶ月そのままになっておりますが、ONI様もご多忙のご様子、それでも完成されているのがすばらしいです。頭が下がります。
高貴な感じさえする色合いですね。
英国の航空会社はBAとVIRGINしか乗ったことがありませんが、BAは当然として、VIRGINでさえも、カラーリングのセンスが素敵でした。彼らの伝統なのかも知れません。
日の丸も楽しみにしております。
梅雨が近づいてまいりました。身体と塗装に厳しい時期ですが、ご自愛ください。ご家族もお元気でしょうか。
(我が家の娘は1歳半になって「イヤイヤ期」で困ってます)
それでは。乱文ご容赦ください。
こんにちわ♪ドモです。ご無沙汰しております。4月に仕事の部署異動などがあり、バタついてたもので、模型もロクに触っておりませんでした。
「コメットさーん、はーい」と言えば大場久美子の世代ですかね?そうだとしたら私と同じです(笑)
英国製の「売れない」旅客機は大好きでありまして、魅力的な機体が沢山あります。本文でも触れましたが、特にBOACのVC-10が最高に魅力的だと思います。塗装もシックですしね。
コメットと言えば日本語で「彗星」ですが、日本のそれは悲愴さが漂いますね。末期は殆ど特攻専用みたいになっちゃいましたし・・・・。
今度は日の丸作る予定ですが、何を作るかは、まだ決めておりません。リベットが大変ですが、ファインの彗星33型なんてチョイスも考えております。
我が家では現在、ジナンボーが季節外れのインフルエンザに罹患しまして、隔離しております(苦笑)
これから梅雨の季節に入りますね~。塗装に仕事にと大敵の季節ではありますが、今年度は内勤になったので、仕事の時の雨は避けられそうです。
ご無沙汰してます。少し心配してました(笑
僕は旅客機のことはまったく分かりませんが、とても綺麗な仕上がりでミュージアムモデルのようです。とても簡易とは思えません。
胴体帯<キットのパケ絵と見比べてみましたが、素人目には全く分かりません。でもoniさま的には気になるのでしょうね。
だんだん暑くなってきて、夏嫌いのoniさまにはキツイ季節になりますが、どうかご自愛ください。次回の新作も楽しみにしています。ご次男坊さまもお大事に。
こんばんわ。すっかりご無沙汰しておりました。ご心配していただきありがとうございます。昨年来、本業が忙しく、模型制作が停滞気味で困っております(苦笑)。
さて、このコメットですが、所詮は簡易インジェクション。製作者の腕の低さも相まって、近くから良く見てみるとツッコミどころがわんさと有ります(笑)何と言っても胴体帯、失敗してますしねぇ・・・・(遠い目)
それはそうと、仰る通り、私が大嫌いな夏が段々近づいてきましたね。特に熊本の夏は蒸すのでサイテーです。今ぐらいの季節がずーっと続くなら有難いのですが、そういう訳にも参りません。観念して夏を耐え凌ぎます。
ジナンボーは、お陰さまで熱も下がり、登校停止の退屈さを味わってる様です。ひろひろ様もご自愛下さいませ。
次は多分日の丸作ると思いますので、また覗いて下さいね。宜しくお願い致しますm(_ _)m
前回「匿名希望」としてコメントさせていただいたものです
旅客機には軍用機とは違った良さがありますよね。。
旅客機だとやはりYS-11を思い出してしまいます。
MRJも気になってきてます。
静岡行って参りました。
sweetから九六艦戦が出ていたもので即買いしてしまいました。
自宅にはあまり収納スペースがないもので1/144や1/72しか作れないので機種がどうしても偏ってきてしまいます。
なので1/144で九六艦戦があのsweetから出てくれてとても嬉しいです。
いつも製作の参考にさせてもらっております。
これから夏で湿度が高くなかなか進まないとは思いますが頑張ってください。
コメントありがとうございます。私の場合、軍用機と旅客機では、製作の仕方も塗装のやり方も全く違って来ますが、たまに違うのやるのも楽しいモノです。
YS-11もイイですね。過去に数度の搭乗経験がありますが、乗り継ぎで、当日YSから747に乗ったりしますと「これが国力の差か」と思い知らされたモノです(笑)。でも、国産旅客機の灯は消して欲しくなかったですね。そんな訳でMRJには期待しております。
静岡詣でされましたか。羨ましいです。何せ遠いものですから、中々チャンスに恵まれません。sweetの144九六艦戦は私も現物を見ましたが、良く出来てる様ですね。出来ればヨンパチで欲しいです。
確かにこれから暑くなり、湿度の関係も有って塗装には辛い季節になりますが、ボチボチ頑張ります。
ときどきブログも書いてくださいね(汗 楽しみにしてます。
軍用機とはまったく違ったカラーリングなどを楽しめていいですよねぇ!! しかしマスキングが大変そうです・・・。
ドモです。最近は本業多忙であまり作れてないのと、製作開始から完成までを一気にアップするので、更新が滞りがちになってます。(汗)
さて、コメットさん。塗装法などについては、軍用機とは全く違ったアプローチをかけますので、それなりに楽しいです♪たまにはこういうのも良いですね。ま、このBEA塗装の場合、マスキングは大変でしたが・・・。でも楽しめましたよ。