クラシックエアフレーム  「イ式重爆」 (FIAT Br-20)  製作編

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皆様こんにちわ。すっかり寒くなりました。お風邪など召されぬ様、お気を付け下さいませ。さて、今回は「イ式重爆」でございます。キットメーカーは「クラシック・エアフレーム」。東欧製の簡易インジェクションキットとなります。
あまりの価格の高さに買うのを躊躇してまして、「どうせ熊本の模型屋じゃ手に入らんから・・・・それにクラエアだもんな~」と数年が経ちましたが、先月とある県外の模型屋さんの棚の片隅で見かけまして、約12000円弱という値段に「買った辞めた音頭」を数度演武したのち、レジへと走り「すんません、幾らに負かりますか?」と・・・・(笑)10000円ポッキリに負けて頂きました。ラッキー♪
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どうせ作るなら、塗装は箱絵と↑写真のモノと最初から決めてました。「寿」マーク、やりたかったんですよね。で、ココで問題発生。
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付属デカールの「寿」の書体が、私ら漢字を使う日本人から見てみると、明らかに「変」なんですよねぇ・・・。まぁ、外人さんが作った、漢字デカールなので、仕方なしとも思われますが、ココは拘りたいところです。かと言って、達筆「寿」書くなんて事も出来ませんし・・・。そこで、図々しいと思いつつも(汗)、四国は阿波のP師匠に、マスキングシートの製作をお願いし、快諾していただきました。
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↑写真の通り、明らかにデカールのモノとは書体が違いますね。素晴らしきシート、ありがたや♪でございます。
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あとはこの機体についての資料は殆ど持ってないので、所属クラブのJ酎佐にお願いしたら、大量の「爆弾メール」(笑)が届きました。やはり持つべきものは「仲間」でございます。有り難いことですねぇ。
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さて、この「イ式重爆」ですが、実名称は「FIAT Br-20」というイタリア製の機体でありまして、↑写真の九三式重爆の老朽化と評判の悪さから、↓写真の新鋭機、九七式重爆が実用されるまでの「つなぎ」として、急遽イタリアから72機ほど購入した陸軍「重爆撃機」です。
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イタリアから買ったから「イ式」とは実に安直なネーミングですが、判りやすいといえば判りやすいです(笑)

ホントは陸軍、ドイツのハインケル「He-111」が欲しくて、交渉もしていたのですが、結局売ってくれず、当時イタリアが盛んに「高性能!」と宣伝していた「FIAT Br-20」に目を付け、交渉成功。当時の金額で6000万円だかが、イタリアへ支払われました。日本への輸出については、イタリア空軍の反対も有ったらしいですが、当時エチオピアとの戦争で、外貨が不足し破綻寸前のイタリア政府。貴重な外貨獲得のために、ムソリーニの鶴の一声で、日本へ相当数が輸出される事となりました。

さて、日本(中国)にやって来たBr-20「イ式重爆」ですが、日本とイタリアの運用法の違いからか、諸性能はカタログデータを軒並み下回り、特に航続距離については、エンジンの扱い方が違うので大幅に下回ったという事で、実施部隊からの評判も、決して芳しいモノじゃありませんでした。ただ、その強力な防御砲火と、爆撃機では必須項目とも言える「打たれ強さ」は日本の「ひ弱な」ヒコーキじゃ考えられないモノだったという事です。「打たれ強い」という貴重な戦訓は、その後の、撃たれりゃすぐ火を吹く「ライター」みたいな、日の丸爆撃機には、残念ながら結局活かされませんでした。

その後、装備品や弾薬が底をつくと、イタリア規格の物は日本じゃ使えず、新鋭九七式重爆の充足とともに、「フィアット」はひっそりと、その姿を消していきました。

ではでは、聞きかじり(笑)講釈はこれぐらいにして、本来の目的である製作へと参りましょう。何と言っても相手は「クラエア」。のっけから不安が頭をよぎります(苦笑)。正直「プラゴミ」みたいな代物が多い東欧簡易インジェクションの中ではマシな方と思われますが、日頃ハセだタミヤだ、ファインモールド(但し最近の)・・・・と、「温室育ち」の私には中々荷が重いです。
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まずはキットに付属するエッチングだらけのコクピットから・・・・。シートもエッチングと言うのはチト辛いです。作るの大変なの(苦笑)
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少々パイピングを施したのみで、ほぼ素組です。
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機内の資料が少ないので、ある意味手を抜けますね(笑)
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それでは、左右に反ってる(爆)胴体を、緊縛プレイで無理矢理くっつけます。
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本来、風防の類は、塗装後後付したいのですが、予想通り(笑)全然合わんので、そう言う訳にもまいりません。
今回は先付を強いられました。ま、カンイやってるなら当たり前か・・・・。
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お次はエンジン。
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レジン製のシリンダとクランクケースがバラバラになってるパーツ構成です。塗装後、クランクケースの穴ぼこに、シリンダをくっつけていくと、勝手に18気筒星形エンジンになってくれます。
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ただ、この手のエンジンパーツの通例として、そのままではカウリング内に収まりきれません。当然これもそうでした。カウリングのパーツの内側を削り落とさなけりゃなりません。当然これも想定内。
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あと、この「フィアット・A80RC41C」というエンジン・・・・。プラグコードの取り回しが非常に複雑怪奇です。資料は貰ったものの、結局訳が解りませんでした。故にテキトー(・∀・)
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ま、コレでお許しくださいませ<(_ _)>
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それでは、翼の製作です、後縁が分厚いので、結構削ってやらないと、シャープさが得られません。かなり削ったつもりですが、結構ダルでございます(汗)
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その主翼の胴体への取り付けは、一応「ホゾ」が有りますが、コレの位置がまたビミョーに合いません。「ホゾ」の意味無し(笑)ほとんど胴体と主翼は「イモ付」状態となりました。で、これがまた隙間だらけで、結構笑えます。
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パテ盛りは嫌いな工程ですが、致し方なし。これまた想定内。
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サフ吹いて様子見・・・・。大体ここでパテの気泡とか、色んな粗が見えて来て、ガックリします。今回はサフ→削り→溶きパテ→削り→サフ・・・・の繰り返しを3回くらいやりました。ここらで気力が落ちてくるのが分かります。
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さて、尾翼。想定通り合いません。「もーどうでもいいや」って思いますよねぇ。しかも今度は「ほぞ穴」すらありませんので、真鍮線で桁を作りました。
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これまたパテの嵐・・・・。手間がかかるなぁ。
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そんなこんなで、パテと修正の繰り返しを行いながらも、何とか全体サフ吹きまで完了。
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今回はコレでお終いでございます。次回、完成編(多分)でお会い致しましょう。
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この記事へのコメント

Swordsman
2013年11月29日 16:39
こんにちは。
今回は簡易インジェクションは全く組んだことがありませんが、なかなかファイトが湧きそうな感じですね。
今回のイ式重爆は過分にして初めて知りました。完成のお写真を楽しみにしております。
東京も急に寒くなりました。九州はいかがでしょうか。
ご自愛ください。
oni
2013年11月29日 19:02
Swordsmanさん
コメントありがとうございます。この機体、簡易インジェクションとしては良い出来みたいなのですが、所詮は簡易。それ以上でもそれ以下でもありません(笑)結構手を焼かせてくれます。

現在塗装中なので、上手く行けば、近日中にアップできると思います。

九州も急に寒くなりました。今日とかは最高気温10℃に達しなかったと思います。身体がまだ寒さに慣れてないので、急な冷え込みは堪えますね。

Swordsmanさんもお身体、お気を付け下さい。
2019年04月29日 12:40
初めまして! 「ワイのもじけたブログ」を運営しております0-sen(零銭)と申します。突然のコメントごめん下さい。
貴ブログの事は、きらら嬢のブログ(徒然プラモ製作記)のリンクを通じて存知上げておりました(拙ブログもリンクさせて頂いております)が、それとは別に、イ式重爆の製作に当たり何か資料になるものはないかとネット上を徘徊していた所、貴ブログの製作記がヒットしたのです。偶然にもきらら嬢のブログで拝見した事のある「日の丸ヒコーキ製作工房」さんのブログではありませんか! 
と言う事で、前置きはこの位にして、イ式重爆の製作にあたりいくつか不明な点があって、是非、貴殿のお力添えを頂ければと思い、コメントを投稿する事にしました。貴殿の素晴らしい完成品の足元には及びませんが、少しでも貴殿の作品に近付ければと考えています。
イタリア機を作る事など、今まで殆ど経験がなく、いきなりコクピットの塗装で面食らっています。説明書では、Mr.カラー64番(ルマングリーン)となっているのですが、これには些か違和感があります。貴殿の作品を拝見するにつけ、別の塗色だと思いますが、何色で塗装されているのでしょうか? お教え頂ければ幸いです。 
寿のフォントがおかしいと言うのは私も感じている所で、「ひ」の方にするしかないかなと思っています。
長くなってしまいましたが、貴ブログを拙ブログにブックマークさせて頂きたいと思っていますし、出来れば相互リンクを希望しますので、何卒宜しくお願い致します。拙ブログを覗いて頂ければ嬉しいです。リコメお待ちしています。
oni
2019年05月06日 17:29
0-senさん
こんにちは、初めまして。コメントありがとうございます。連休中ずっと留守(帰省)にしておりまして、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。先ほど赴任先の福岡に帰ってまいりました。明日から否応なく現実です(笑)。

さて、イ式重爆ですが、私もイタリア機など作った事も無く、あれこれ間違ってるとは思いますが、少しでも製作のご参考になれば幸いです。ただ、これを作ったのは6年も前で、大方のことは忘れてしまいましたが、エッチングだらけのコクピットには閉口いたしました。

塗装ははっきりとは覚えてませんが、もう使わないであろう色の塗料箱をひっくり返したらクレオス307番が出てきました。多分これでコクピットは塗ってます。機体は下面が315番、上面迷彩が302番と310番、そして310番みたいです。310番はやや茶色味を濃くした覚えがありますが、はっきりとは覚えておりません。あとは多分ビン生吹いてます。どれもうろ覚えで済みませんです(汗)。

キット付属の寿マークは明らかにフォントが変ですので、知人に無理言ってマスクを作ってもらいました。

相互リンクの件、了解いたしました。今後共よろしくお願いいたします。

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